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我が家は最近もっぱら親子３人でハイキングに行っている。その中で「子連れでなくてもまた来たい」と思ったのが、この山本山である。 アカマツと落葉広葉樹の山なので、冬なら林ごしに展望を楽しみながら登ることができる。林は明るく、鳥が多い。道はほどよく整備されている。登山をしない友人を連れてくるのには、うってつけの山かもしれない。 頂上は広場になっており、西に琵琶湖、北に横山岳、東に伊吹山などの展望が広がる。午後の日ざしに琵琶湖の湖面が輝いている。夕日が沈むところはさぞきれいだろう。でも日本海から吹いてくる風が冷たいな。今度来るときはビデオカメラと銀マットとツエルトを持って来るとしよう……。 「近江 湖北の山」（山本武人、ナカニシヤ出版）には、こんな記述がある。 『もし延々と賎ガ岳から山本山まで尾根道があれば、飯の浦に入り込んだ琵琶湖を眼下に見ながらのすばらしいスカイラインコースになることは必至だ。』 ところがこの道は、すでにできていた！ＪＲ北陸本線が近いので、この縦走はやりやすい。この道もぜひ歩いてみたいものだ。 下りは古墳への道を歩いた。落ち葉の積もる道を、琵琶湖を見ながら下った。栗がたくさん落ちていた。山に入って仕事をしている人はいるが、スギやヒノキがほとんど植えられていないのがこの山の魅力だ。 車に戻り、夕方の景色を楽しみながら湖岸の道を走った。湖岸にはバードウオッチャーがたくさんいた。魚を食べさせる店があちこちにあり、温泉もある。この辺に泊まって遊ぶのもいいかもしれない。 |
