「日進市オープンガーデン」に行ってきました。今年は１０軒が庭を公開していますが、私の興味はただ１軒にありました。有名な大型アクアショップ（注）の社長さんのお宅です。いわく「植物以外にもメダカや各種トンボ、ヘイケボタルなどが見られるビオトープです」これは見逃すわけにいきません。

石はメンテナンスの際に足場になります		あちこちで水生植物の花

外からは、普通の庭のようにしか見えません。しかし門をくぐってみると、そこには私の想像をはるかに超えたビオトープが広がっていました。４０坪はあろうかという庭は、通路以外の大部分が池になっていました。浅い池なのですが、その中ではさまざまな水生植物が繁茂し、あちこちでメダカが泳いでいました。トンボは赤青黄色、大中小とさまざまな種類が見られました。産卵もしていました。彼らにとっては、この近辺でこの庭が最上の場所なのでしょう。この庭では、絶滅危惧種の植物・魚・トンボ等が何種類も自然繁殖しているそうです。

ハッチョウトンボ！		奥からポンプで回した水が流れてきます

私は、しばらくこの庭で陶然としていました。私が今まで見た中で最上のビオトープです。「小さな生態系」であり、美的であり、趣味性を満たすコレクションにもなっています。アクア趣味の人間にとって、夢のような空間です。しかも、普通のサラリーマンでも実現可能な規模と内容です。たいへん参考になりました。当分この庭のことが頭から離れないでしょう…。

無数の睡蓮鉢 給水用配管に二度びっくり		浮葉植物を間引かないと こういう水面になりません